クレジットカード現金化と携帯キャリア決済現金化について（１）

キャッシングが年収の三分の一までとの制限が掛かったのは、2010年6月の改正賃金業法の完全施行によるものでした。
改正賃金業法によって、総量規制、行為規制の強化、過剰な貸し付け規制の強化、利息制限法の改正、出資法の改正などが行われました。
例えば、個人でお金を借り入れる行為はこれに当てはまります。但し、個人が事業用の資金として借入を行う場合は総量規制の対象とはなりません。また、貸金業者が50万円を超える貸付を行う場合、総貸付額が100万円を超える場合には、収入を明らかにする書類の提出が必要となりました。
そうして、こういった規制にあてはまらない、クレジットカード現金化や携帯キャリア決済現金化というサービスが注目を浴びています。

現金化の利用層について

どのような人々がクレジットカード現金化や携帯キャリア決済現金化を利用しているかというと、会社員、主婦、学生、フリーターと職業や年齢を問わず、幅広い層が当てはまります。
また、お金がどのような用途で使われるかというと、生活維持の為、一時的にお金が入り用だった為、趣味・娯楽の為だそうです。クレジットカード現金化や携帯キャリア決済現金化を利用した理由は、消費者金融からの融資が受けられなかったからというものが多く見受けられます。
これは改正賃金業法の施行による影響が大きいのではないかと推測されます。消費者金融から融資が受けられなかった人の多くは、2社、3社と他の消費者金融からお金を借りていたという多重債務者が多くを占めています。
申込者の家庭状況や勤務年数、総量規制に沿った借入を行っているか、他社や過去の取引状況などが融資を受ける際のポイントとなっていて、この条件を満たさなかった為に融資を受けられなかったと考えられます。
上記の理由で融資を受けられない人や、借入の上限に達している人でもお金を得られる手段がクレジットカード現金化や携帯キャリア決済現金化です。
また、一般の人からの利用者も多いことから、その存在がいかに身近で大事なものであるかが分かっていただけるかと思います。

クレジットカード現金化について

クレジットカード現金化は、買い物という名目で堂々とお金を得ることができるサービスなので、借金をしたという履歴を残す心配もありません。消費者金融への返済が必要な方や生活維持の為や一時的にお金が入り用だったという方が、借金という履歴を残さず現金を手にすることができる為、消費者にとっては大変便利で必要なサービスであると言えます。ただし、無計画な現金化の利用は身の破滅だけでなく、周囲からの信用や社会的立場を貶めることにも繋がってしまいます。
クレジットカード現金化サービスを利用する際は、無理のない範囲で、計画的に行うことが重要になります。そこは気を付けていただきたいところです。しかし、現金がないという崖っぷち状態を打開する策としては、クレジットカード現金化以外のサービスでは携帯キャリア決済現金化くらいしか無いというのも現状です。

携帯キャリア決済現金化について

携帯キャリア決済現金化とは何かというと、最近クレジットカード現金化よりも注目を浴びているサービスで、携帯電話のキャリア決済枠を利用して現金化を行うというものです。
携帯キャリア決済現金化の申込方法は簡単で、大手携帯キャリアにはキャリア決済ができるサービスがあり、利用した代金は毎月の携帯電話料金と一緒に翌月に引き落とされます。このキャリア決済枠を使って現金化業者の指定する商品を購入し、購入した商品を買い取ってもらうことで換金されるという流れです。
携帯キャリア決済には限度額が設定されているので、限度額を超えた利用はできないためクレジットカード現金化よりも安心です。翌月には支払うので、自分のお金を前え借りしているようなイメージで現金化できます。急な出張や慶弔費などで出費がかさむ際に利用するのに向いているサービスと言えるでしょう。

まとめ

携帯キャリア決済現金化はネットで完結するサービスでもあり手軽に利用できるのが最大のメリットですが、利用する際は翌月には携帯電話の利用料と一緒に現金化で利用した分も支払わなければならないということを十二分に心に留めておく必要があります。