違法な現金化業者の逮捕事例と特徴

現金化業者は調べてみるとその数はとても多くて、実際に利用してみようと思うとどの業者を選べば良いのかわからなくなる人も多いようです。実際に健全な営業を行っている現金化業者がある一方で、悪徳と言われている業者も多くあります。悪徳と言われる業者の中には、違法行為を行ったとして逮捕される事例も少なくありません。そこで、悪徳と言われる業者の特徴や逮捕事例についてご紹介していきたいと思います。悪徳業者を選ばないためにもぜひご一読くださいね。

事例①法外な手数料をヤミ金融として警察が逮捕!

現在は違法となっている現金化の仕組みに、キャッシュバック方式が挙げられます。クレジットカードのショッピング枠を利用して業者に指定された商品を購入し、その特典として現金のキャシュバックを受けられる仕組み。どんな商品を実際に購入するのかは、購入する私たちが把握する必要があります。しかし、悪徳と言われる業者の中には、どんな商品を購入することになるのかという情報を私たちに提供することはなく、指定されるがまま商品を購入し、現金を手にしていたことと、異常なほど低い換金率が逮捕のキッカケとなりました。逮捕理由は、現金化を目的としていても、実際には賃金業。しかも悪質というものでした。実際の商品購入を介さない現金化は違法です。絶対に利用は避けましょう。

事例②低すぎる換金率で出資法違反に

クレジットカードのショッピング枠を利用した現金化は、現金が必要な人とって便利なシステムではあるものの、ヤミ金まがいの悪徳業者も多く存在します。あまりにも低すぎる換金率や、提示していた換金率よりもかなり低い換金率で現金化する業者は、ヤミ金と同等として出資法違反で逮捕されるケースも珍しくありません。現金化自体は、法的に問題があるものではないため、問題が表面化して逮捕されるまでには時間がかかるケースも少なくありません。利用する私たちが、悪徳業者かどうかをしっかり見極める必要があります。

事例③多重債務者の名簿を悪用して低換金率で取引して逮捕!

ヤミ金業者の間で出回ることの多い、多重債務者などが記載された名簿。その名簿を、現金化業者が勧誘のために悪用し、通常の還元率とは全く違う低い還元率で取引を行ったとして悪質な現金化業者が逮捕。5年間で700人以上と取引、利益はなんと4億円にものぼっていたそうです。なぜここまで被害が拡大したのか、仕掛けはその勧誘方法にあるようです。ターゲットとなった人たちは、銀行などからの借り入れが難しい多重債務者や業績のよくない自営業者が多く、このような人たちの心理を的確ついて巧みに勧誘しました。クレジットの利用限度額を使わせてから、違法な金融業者をあっせんするという仕組みを用意するなど、非常に手口が悪質だと言えるでしょう

事例④手数料が法定利率の11倍!ヤミ金として逮捕!

クレジットカードのショッピング枠を利用して行う現金化。悪質で逮捕される業者の中には、法外な手数料を差し引くところも少なくありません。一般的なキャッシングや貸金の利息に換算すると、法定利息の11倍以上。現金化業者を装ったヤミ金業者として警察は逮捕に踏み切っています。このように、現金化業者の中には、ヤミ金並の手数料を引いて現金化している業者も実際に存在するので、利用する私たちが注意することが一番大切です。現金化業者を選ぶ時には、実際の手数料についてはしっかりと確認をとり、はっきりと手数料を提示しない業者は利用しないなどの対策をとる必要があります。

違法な現金化業者はまだまだ存在する

違法な現金化業者は私たちにはわからないもの。クレジットカードのショッピング枠を利用して現金を手に入れる場合は、しっかりとリサーチすることと少しでも疑問を感じた場合は、利用しないという気持ちが何よりも大切です。インターネット上では、さまざまな現金化業者の口コミや体験談などが掲載されていますが、その情報も正しいものと違うものがあることを認識した上で参考にすることも必要です。何を信じるのかは結局のところ自分次第ですが、連絡先がはっきりしない業者やこちらからの質問に対して的確な回答が得られない場合、電話などの対応が良くない業者の利用は控えましょう。

まとめ

違法な現金化業者の逮捕事例や特徴などについて紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?ちょっと怖いなと思ったのではないでしょうか。違法でヤミ金まがいな業者は確かに存在しますが、健全に営業している現金化業者もいるのは事実です。初めて利用する業者の対応、換金率は提示していたのと同じかどうかなど冷静に判断した上で今後の利用を考えるようにすると安心です。